※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
9R終了後、優勝戦メンバー6人による特訓が3本行われた。いずれも枠なり123/456。1本目は3コース中野が軽快な起こしから艇団をリードしたが、4カド菊地がスリット手前からの加速力十分に迫った。イン峰はただ一人、正常なスタートから伸び返すなど、雰囲気は良好だ。
2本目は峰がインから力強い踏み込み。やはり4カド菊地もパワフル。ほかでは5コース吉田俊の動きも軽快に映った。
3本目は2コース桐生がインの峰よりも深い進入位置へ。そこから早く起こしたが、峰が追いつき、そのまま力強くスリットを通過していった。峰と同様、菊地の動きも3本いずれも〝〇〟だ
記者予想
SG5冠の〝最強レーサー〟が、17回目のGⅠ優勝で来月の蒲郡ダービーでのSG復帰に弾みをつける。峰は予選トップで迎えた準優11Rをインからコンマ01の気合Sで逃げ快勝。抜群の仕上がりに加えて、スタートも3日目から4走連続でコンマ0台と踏み込んでおり、死角は見当たらない。一気の逃走劇で第40回大会以来11年ぶり2度目の高松宮記念制覇を果たす。焦点の次位争いは2コースから差し込む桐生を筆頭に推したが、機力で上回る菊地と中野も僅差の存在だ
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
元レーサーのここがポイント
優勝戦は予選をトップ通過して準優をコンマ01の鋭発で逃げた峰が主役でしょう。6強のエンジンの仕上がりにそこまで大きな差はないですけど、一歩リードしていることは間違いないです。いいのはスタートするときの足、行き足ですね。調整に関しては、2日目11Rに〝来たな〟と思いました。4日目はそれ以上に出してやろうと欲をかいたのか、気象条件が影響したのか、調整を外していましたけど、準優のスタート展示を見たときに、また〝出てるな‼〟と思いました。調整面で一度、失敗したことで、もう迷いなく本番に臨めるでしょう。スタートは気持ちで行っている部分もあると思いますし、コンマ01で残った準優は運もありました。最後も気合のイン速攻で他艇を封じて王道Vを完結させそう。
そんな峰に対抗できるのは4カドの菊地だけだと思います。仕上がりに関してはよかった伸びに加え、ターン回りもしっかりと持ってきました。それでも〝打倒・峰〟のためには、条件が2つ重なったときだけでしょう。まずはゼロ台半ばのスタートをフルショットで決めること。そして2、3コースが遅れる、いわゆる〝中へこみ〟のスリット隊形になること。そうなれば、まくり差しが決まるシーンはありそう。
桐生の仕上がりでいいのはターン回りくらいです。峰がインのときの2コースの選手は非常に難しい。峰に余裕を持って回られたら、ノーチャンスだと思います。桐生の優勝があるのは、菊地が攻めて出て、峰が応戦したときでしょう
選手コメント