※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
第10R発売中にトライアル2nd2回戦12Rに出場する6選手のスタート練習が行われた。
注目はTR1st1回戦から4日連続で6号艇となる今垣のコース取りだったが、練習では前ヅケのアクションは起こさず、3本とも大外から感触を確かめた。
枠なり3対3だった1本目は2コースの峰がインの石野をまくり切れるほどのスリット足をみせた。前日のTR2nd1回戦で転覆(妨害失格)した馬場は心配するほど極端な足落ちはなさそうだ。
2本目も枠なり3対3。スロー3艇がそろったスタートとなり、ダッシュ3艇がやや仕掛け遅れ気味だったため、比較はできなかったが、インの石野と2コースの峰がスリット後は伸び加減だった。
3本目も枠なり進入になったが、4号艇の濱野谷と5号艇の馬場が6号艇の今垣をけん制するように、早めにスロー水域へ。石野と峰は100メートル付近からの起こしだったがスリット足は軽快で、スリット後は濱野谷がやや伸びていた。
記者予想
トライアル2nd1回戦は最終マークで逆転を許して3着に終わった石野が、必勝を期す。Wエースの一つである88号機はまだ調整の余地を残すものの動きは力強く、さらに機力を底上げしてくることは必至。鋭い踏み込みで逃げ態勢を築く。白星発進で勢いづく峰も足色は引けを取らず、俊敏ターンで鋭く差し切るシーンは十分だ。センター自在に運ぶ平本や、カドから全速戦を繰り出す濱野谷ら〝1st組〟の浮上も一考したい。
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
どーも!
皆さんご機嫌いかがですか?
元レーサーのここがポイント
今垣選手が6号艇となったことで、進入から面白いレースとなりました。同じ6号艇だった3日目11Rトライアル2nd1回戦の本番は結局〝3対3〟の進入になりましたが、きょう4日目は、もっと激しく前ヅケにいくと思います。3号艇・平本選手は入れないのでは、と思うので1236/45か。それとも4号艇・濱野谷選手まで抵抗して、5号艇・馬場選手の単騎となる12346/5か。もしかすると、枠なりのオールスローになる可能性まであります。いずれにせよ、展示から今垣選手の動きには注目ですし、現地観戦される方はレース間に行われるスタート特訓から、選手のコース取りに注目していただきたいですね。
石野選手は抽選で1号艇を引き当てました。トライアル2nd1回戦の動きを見る限り、まだ若干伸び寄りで出足は少し〝かったるい〟感じ。道中では消極的なレースをしてしまい、桐生選手に逆転されました。あの最終マークは「桐生選手を押さえて先に回らないと…」と思ってスタンドから見ていたのですが…。その失敗があった上での1号艇で気合も入ると思いますし、再調整で出足をもう少しこさせて逃げ切りたいところです。
そのトライアル2nd1回戦を逃げた峰選手の足もよかったです。「いいな」と思った前検から、さらにターン回りがよくなって、安定感が増した印象です。その峰選手が2号艇。石野選手も、そう簡単にインからきれいに回れるとは思えないですし、しっかり幅を取ってスタートをいって、峰選手に仕事をさせないようにするでしょう。
いずれにせよ石野選手の逃げが本線で、舟券でも❶ー❷がごっそり売れそうです。ただ、僕は相手には峰選手より平本選手のほうが面白いとみています。まだ少し気配は見劣りますが、平本選手も日に日に足をよくしています。そしてトライアル2nd1回戦で転覆事故を回避できたように〝ツキ〟もある。ここは枠番主張からスタートをいって、外マイで迫るのではと思います。濱野谷選手もいい足をしていますね。❶ー❷は人気にもなりそうですし、配当妙味も踏まえるなら思い切って峰選手を切って、石野選手から平本選手、濱野谷選手を相手に組み立てるのもありだと思います。
最後に馬場選手。トライアル2nd1回戦の事故(妨害失格)は自分がやったことなので仕方ないのですが、事故による足気配の変化に加え、メンタル的にどうなのか。気持ち的に引きずってしまわないか、という部分は心配されます。
選手コメント