※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。

スタート分析

強風による水面悪化のため7R以降は安定板が使用されているが、現在は一時ほど強くない北東からの追い風。琵琶湖の水位は低い状態のため、そこまでうねりは見られない水面コンディションで優勝戦のS特訓が行われた。
1本目は内3艇だけでなく、4号艇・木下と5号艇・庄司もスローに合流した枠なり5=1の進入隊形。小回りブイ辺りからの起こしとなったイン守田、3コースの板橋(ともにタッチS近辺)、大外発進となった馬袋(コンマ10前後)のスリット近辺に勢いが感じられた。井口もコンマ10近辺とタイミング的には悪くないが、少々深めの起こしとなった木下はコンマ15、庄司はコンマ20辺りと後手に回る形となった。
2本目は木下が大外を選択して12356/4の5=1の隊形から、1本目と同様に小回りブイ辺りから起こした守田(F)をはじめ、井口、板橋(ともにタッチS近辺)、馬袋(F)のスリット気配が上々。庄司はコンマ10で、単騎ダッシュの木下はコンマ25と大きく遅れる形となった。
優勝戦のコース取りは、馬袋がおそらく一つでも内を狙いながらも柔軟に立ち回る構えか。いずれにしても馬袋のS特訓の気配は好ムードに映っただけに気になるところ。まくられる気配がなかった守田が軸になるのは間違いなさそうで、3連単の本線は❶─❷❸❻ー❷❸❻。穴狙いなら板橋や馬袋の一撃に期待して❸❻ー❶❷❸❻ー❶❷❸❻。

出走表

本命穴目選手名F数
L数
枠番別成績全国成績自場期別モーター機力
平均ST 1着率
2着率
3着率
3連率
平均ST 勝率
2連対率
3連対率
勝率
2連対率
3連対率
No.2連対率
1

守田 俊介

滋 賀

1
0
0.10 77.8
16.7
16.7
94.4
0.12 7.30
55.0
7.71
68.0
80.5
06531.08
2

井口 佳典

三 重

0
0
0.17 9.1
31.8
31.8
72.7
0.15 7.08
44.0
6.00
23.0
53.8
07334.29
3 2重△

板橋 侑我

静 岡

0
0
0.14 5.3
20.0
20.0
57.9
0.16 6.12
43.8
6.30
40.0
70.0
05836.68
4

木下 雄介

滋 賀

0
0
0.13 28.6
14.3
14.3
66.7
0.15 5.80
40.9
5.38
36.2
54.3
01434.38
5 2重△

庄司 樹良々

東 京

0
0
0.19 9.1
13.6
13.6
40.9
0.15 5.97
41.7
6.16
41.9
61.2
05634.08
6

馬袋 義則

兵 庫

0
0
0.15 0.0
0.0
0.0
8.3
0.14 6.22
45.5
0.00
0.0
0.0
03933.38

進入予想

123/456

記者予想

予選をトップ通過の守田が準優12Rでイン快勝。初日からオール2連対をキープして〝オールサンスポ杯〟制覇に王手をかけた。中間整備機の一角65号機の機力をきっちり整え、好レベルの出足には本人も満足の表情。最後も本領のインS攻勢を繰り出して、今年は早くも4回目、地元では28回目となるVを飾る。
とはいえ、今節ただ一人のゴールデンレーサー・井口は強敵になりそうだ。これで5連続優出となった73号機を駆って、こちらも出足や回り足はパワフル。鋭く差してバックで好勝負を演じる場面は十分だろう。準優を3コースまくりで制した板橋は、その再現を狙って内枠のSGウイナー両者にアタック。地元でデビュー初Vが懸かる木下は展開を見て自在に。庄司、馬袋の外枠勢も連争いに加われるだけの仕上がりだ。

選手評価

1守田俊介28回目の地元Vへパワーも文句なし
2井口佳典5連続優出の73号機は出足パワフル
3板橋侑我準優と同様に3コースから豪快戦だ
4木下雄介地元で念願のデビュー初Vを目指す
5庄司樹良々回転調整に正解出て気配は好ムード
6馬袋義則SG覇者の巧腕テクニック発揮して

買い目予想

本線

1
=
2
3 4
1
3 4
2 3

 

穴目

3
=
4 5 6

【穴目】
板橋は準優10Rを3コースから豪快にまくって優出一番乗り。エース級37号機を手にハイパワーのイン佐々木を撃破するなど、課題だった伸びは間違いなく上昇ムードだ。内に構える守田、井口は強敵だが、再びGⅠ2Vの攻撃力で波乱を呼ぶ。3連単❸⇔❹❺❻流し。

選手コメント

1守田俊介準優のスタートはいい感じでいけた。最初は伸び型だったけど、バランスを取るように調整をして今は出足の方がいい。伸びで追いつくレースもあったし、全体的にいい足だと思う。乗り心地は安定板がついたチルト0の状態に慣れたからそっちの方がいいけど、外れたらマイナスに下げれば大丈夫
2井口佳典出足、回り足はいいですね。展示タイムはよかったけど、レースでは伸びる感じがなかった。伸びはつかないと思うから、今の状態をベースに回転を合わせる微調整くらいでいく。(地区選Vからいい流れだが)今節は取りこぼしている部分もあるから、まだまだですよ
3板橋侑我今節は乗り心地や一瞬の出足はずっとよかった。伸びだけが不満だったけど、準優で佐々木さんや川北さんに伸び返されなかったのは自信になりましたね。足は今の状態でいいと思う。ただ、びわこはスタートが難しい。優勝戦も準優のように全速で決めたい。そうすれば伸びも問題ないと思いますからね。びわこは優勝もあるし、相性がよくて好きな水面です
4木下雄介出足、回り足は準優が一番。だけど伸びは弱め。準優は全速スタートが決まったから持ったんだと思います。優勝戦へ向けてはペラ調整で何とか伸びを上向かせたい。準優のスタートはたまたま。今節はスタートが難しい
5庄司樹良々試しにペラの形を変えてみて、マイ過ぎでケツを振る症状は解消できました。行き足、伸びなんかはタイムよりもいい雰囲気。いつも試運転はせず特訓に出てから調整を考えるんですけど、この感じなら明日は暇になりそうですね。乗り心地は怪しい時がある。ただ、それを求めて足を落とすのも嫌ですから。この辺りの調整で優勝戦もいきます
6馬袋義則今節は安定板がついたり外れたりで調整が難しいけど、平均点以上の仕上がりになっている。バランスが取れていて、どの部分を取ってもいいレベル。準優は舟の向きも押す感じもよかった。ただ、乗り心地が気象条件によって変わるから、優勝戦はしっかり合わせていきたい。早いのはいけていないけど、スタート勘もまずまず

元レーサーのここがポイント

土屋幸宏のここがポイント! 土屋幸宏

地元の①守田俊介選手が、第8回オールサンケイスポーツ杯の優勝戦1号艇となりました。①守田選手の優勝戦1号艇は2018年7月に戸田で勝って以降、35走連続で2連対を外していません(1着31本、2着4本、現在4連勝中)。今シリーズは出足中心に好仕上がりで、ここまでオール2連対と安定した立ち回りです。インで負けたレースもありましたが、1周1Mでタンマークに接触して、まくってきた3コースの引き波に入る苦しい展開ながらも2着に粘っています。コース進入は⑥馬袋義則選手が前付けに動いて1236/45を想定します。コースの動きはありそうですが、スタート巧者の①守田選手ですので、1周1Mを他に先制させることはないとみます。
 ②井口佳典選手は2コースから差しに絞ってバック勝負へ。③板橋侑我選手は準優を見事な3コースまくりで快勝。再び同じコースとなりますが、ここは捲り差しでV狙いとみます。4コースに動いた⑥馬袋選手は外を止めつつ差し勝負。舟足なら④木下雄介選手と⑤庄司樹良々選手の、ダッシュ2艇もかなりターン回りが良さそうです。ダッシュ乗りのいいスタートから内にプレッシャーを与えて、艇間をズバッと入ってこれれば十分頭も狙える仕上がりだと思います。
 本線は①守田選手の逃げから④木下選手を相手に、④木下選手と⑤庄司選手の思い切ったまくり差しでの逆転も狙ってみたいと思います。

(本線)1-4=全
(狙い目)45-1-全

ゲスト予想コラム

永島知洋 永島知洋

どーも。
寒波!寒波!寒すぎる。
みなさん大丈夫ですか!?
レース場観戦の時は本当暖かい格好で!
こんな日は自動販売機でついつい押してします。
コーンポタージュ
寒い中飲む缶のコーンポタージュってなんであんなにうまいんでしょ。
さぁ!
優勝戦!
ドリームはしっかりやられたので
ここはやってやりましょう!
1号艇には守田選手!
地元でしっかり優勝戦ポールポジション!
オール2連対!
さすがです!
ここはそりゃ人気も人気の大本命になると思いますが。
隣には井口選手!
こちらも優出ラッシュでリズムは上々!
この2人の一騎打ちとなりそうな優勝戦!
ただ6の馬袋選手は動くのか!
動かないのか!?
動いても3コースがいっぱいいっぱいだとは思いますので。
動かない方を選択!
私、枠なりで進入は考えたいなと。
ならばセンター3の板橋選手が握って攻め手に。
そこも気にせずインから速攻で逃げそうな守田選手。
とにかくインから本線で素直に!
1-2-4
1-2-6
1-3-4
1-3-2
これで勝負!
素直にいきましょ!

オールサンケイスポーツ杯 最終日の注目レース

  • 注目レース 本線
    6R
1
川北 浩貴
 選手

1
2 4
2 3 4 5

準優10Rは6着大敗で地元優出は逃した川北だが、この相手なら仕上がりは一枚上。快速攻で先行態勢を築く。相手は準優組の三好と気配上々の栄田。

  • 注目レース 穴目
    11R
3
松井 洪弥
 選手

3
=
4 5 6

松井も準優11Rを4着でファイナル進出はならず。それでも快パワーをキープするだけに、このセンター豪快攻勢が怖い。

スタート展示

並びST
1
.05
2.09
3.13
4.13
5.17
6.19

展示情報

選手名体重展示タイムチルト
調整体重
1

守田 俊介

52.0
0.0
6.730.0
2

井口 佳典

52.2
0.0
6.560.0
3

板橋 侑我

52.4
0.0
6.720.0
4

木下 雄介

52.0
0.0
6.750.0
5

庄司 樹良々

52.2
0.0
6.75-0.5
6

馬袋 義則

52.7
0.0
6.620.0