※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
記者予想動画
スタート分析
9R後に6メートルと強めの追い風が吹く中、12R優勝戦6選手による2本のスタート特訓が行われた。進入は1、2本目ともに枠なりの3対3で、1本目は全艇がフライング。その中でも1号艇の渡邉優、4号艇の松尾、5号艇の藤堂の行き足がよさそうだった。2号艇の海野は伸びがよさそうで、スリット後にやや伸び返している雰囲気。3号艇の平山、6号艇の後藤はさほど目立たなかった。
2本目は渡邉、海野、平山のスロー3艇がフライング。そのスロー勢でも1本目と同じく渡辺優の行き足がよさそうで、海野も同様にスリット後に伸び返す雰囲気だった。ダッシュ勢では松尾の行き足がよく見えたが、1、2本目ともにスリット後にすぐさま減速してしまったため、正味の伸びがどれほどかの判別は付かなかった。そこは直前の展示気配や展示タイムを参考に判断いただきたい。
特訓での気配を踏まえれば、やはり行き足が安定してよかった渡邉の逃げが第一感。ただ、終盤に向けて強まる追い風の中、的確なスタートが決められるかがカギとなりそう。また、追い風がさらに強まるようなら差し有利となり2コース想定の海野、4コース想定の松尾が台頭する可能性も高まるため、直前の展示情報では風速の確認も忘れないでいただきたい
記者予想
王道でプリンセスに輝く。準優はいずれも1号艇が逃げ快勝。予選1位から同12Rをイン速攻で制した渡辺優が優勝戦の絶好枠を手にした。6勝、オール3連対の快走が示す通り出足、行き足を中心としたレース足をトップ級に仕上げ切った。準優ではコンマ05の鋭発を決めるなどスタートもキレキレだ。22日時点の女子賞金ランクは5位。当地初&今年3Vで年末のクイーンズクライマックス出場を確定付けるべく、再びイン快速攻を繰り出す。
地元の海野が対抗。総合的な機力は引けを取らず、今節最多7勝マークの決定力を発揮して2コース鋭角差しでVを狙う。出足のいい平山は、センター自在さばきで一角崩し以上をもくろむ。実績機を駆り強パワーを誇る松尾の4カド強襲が穴目。松尾の攻め次第で藤堂、後藤も出番はある
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
元レーサーのここがポイント
機力的にそこまで差はなさそうに思いますし、パッと見ての印象では内3艇の争いかと思います。序盤は地元の海野さんが5連勝とリードしていたけど、中だるみ(4日目に3、4着)があって。5日目にまた連勝したけど、それでも1号艇の渡辺さんがスタートをいって先に回るのではと思います。2号艇の海野さんが差し、3号艇の平山さんはまくり差しが理想でしょうけど、ここはツケマイになるかなと思います。そこに4号艇の松尾さんが差し込んで、という感じです。
海野さんが優勝を狙うなら早めに差し切らなければならないけど、そうすると1号艇の引き波に入るリスクも高くなるし、3号艇との兼ね合いもある。海野さんの優勝は渡辺さんの失敗待ちになるかな。平山さんがスタートで遅れたりして、松尾さんが4カドからまくりにいくような展開になれば外の選手にもチャンスはありそうです。渡辺さんの視界に外の艇が見えてターンマークを外すような旋回になれば、海野さんにも勝機はあるでしょう。
宮島は海水のレース場で潮周りも大切。最終日は小潮ですが優勝戦の時間は満潮に近いので、干潮のときよりは〝まぎれ〟がありそうです。地元の海野さんはそれも踏まえて、もしかすると握って回るかもしれません。4カド想定で実績機を駆る松尾さんですが、優勝戦に入れば少し伸びる程度だとみています。ただ、もっと伸びに振れば面白い存在になりそう。そこは展示気配を確認してもらいたいです。それでも最初に述べたように、渡辺さん有利は変わらないと思います
選手コメント