※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
9Rの時点では沖合側から斜めに吹く向かい風が3メートル。準優日ほど水面に特有のうねりは入っていない水面コンディションだ。
S特訓の1本目は枠なりの3対3。ゆったりとしたペースから各艇がスリットへ向かうが、1~4号艇のFとなった。中でも行き足が光ったのが沖島。前田と益田に比べてスリット近辺の勢いは優勢に映る。仕掛けで後手に回った松村、岩崎の外枠両者だったが、節イチ級のパワーを誇る岩崎はF艇にも追いつく気配を披露した。
2本目は6号艇の岩崎がスロー4コースに入って4対2の隊形。益田以外の5人がFとなったが、やはり行き足のよさが目についたのが沖島だ。再び左隣の前田に対してのぞき加減だった。岩崎、さらにトップ級の伸びを誇る中辻もスリットからの気配は上々。前田も決して大きく見劣るレベルではなかったものの、少しでもSで後手に回るようなら波乱の展開もありそうだ。
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記者予想
予選をトップ通過の前田が準優12Rを執念の逆転劇で1着。9戦6勝、オール3連対で〝王道V〟に王手をかけた。伸びは上位との差を口にするが、好素性機一角に挙がる59号機を手に出足、行き足はパワフルな仕上がりだ。あとはインからのSに全神経を集中。今度はすっきり逃げ切って直前の戸田に続く2場所連続、地元では昨年の当タイトル以来9回目のVで直後に控える当地メモリアル(SG)に弾みをつける。
相手筆頭は沖島。こちらも出足関係は好レベルだけに、鋭く差してバックでは前田に迫りたい。益田は準優を豪快なカドまくりで快勝。持ち前の攻撃レースを発揮して再現を狙う。トップ級の伸びを誇る中辻のカド攻勢にも警戒が必要。松村はセンター勢の動きを見て俊敏に。節イチ級のパワーを誇る岩崎も侮れない。
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元レーサーのここがポイント
準優は福岡らしく、まくりが2本決まりました。やっぱりうねりがあるとインは難しい。スリット後から波に気を使って走らないといけないし、早めに落とすとツケマイを食らってしまう。それに優勝戦は攻め手がそろっていますからね。本来なら前田選手を信頼と言いたいところですが、一筋縄ではいかないでしょう。
キーマンになるのは準優でまくり勝ちの益田選手。ここも3コースから先に仕掛ける展開になると思いますよ。4号艇の中辻選手は伸びをよくするのが得意だし、今回もスリット近辺の足色はいいレベル。益田選手に乗ってのまくり差しはもちろん、カドからの自力攻めも十分でしょう。面白いのは岩崎選手です。レースを見る限り、エンジンはかなり出ています。中辻選手や松村選手がまくり差しを狙うには入る場所が空くかどうか展開に左右される部分もあるけど、6コースは最内差しの1択でいいんですよ。展開の〝まぎれ〟がないんですよね。
いずれにせよ、前田選手はコンマ10あたりの質のいいスタートを決めるのが絶対条件。沖島選手はスタートを行く選手だから、センター勢に対してうまく壁になってくれるのが理想ですけどね。ただ、センター勢の攻めがいかにも脅威だし、本当に面白い優勝戦になりそうです。前田選手が逃げるにせよ、センターがまくるにせよ、岩崎選手の2、3着が舟券としては狙い目だと思います。
選手コメント