※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
緩やかな追い風でわずかにうねりが見られるものの、レースにはそれほど影響はなさそうな水面コンディション。ただ、9R時点の気温は18度で5日目の同時刻より4度ほど低め。優勝戦までにさらに低下する可能性があるため、S展示で気配変動の最終チェックは必要だろう。
S特訓1本目は枠なり3=3の進入隊形。ゆったりしたペースで起こした大上をはじめ、スローの3艇がF。ダッシュ勢はそれぞれコンマ08あたりのタイミングでスリットを通過した。特に際立つ気配はなかったが、しいて挙げるならスリット近辺の加速感は田村がややリードといったところか。ただ、残る5人の行き足もほぼ横並びのムードだった。
2本目も同じく枠なり3=3から、やはり大上にとっては楽な起こし位置。スロー3人がわずかにF、ダッシュ3人もほぼタッチSのタイミングと、横一線でスリットを通過する形となった。今回も田村の行き足がわずかに優勢に映るが、残る5人を含めて気配の差はほとんどなさそう。大上がよほどのS遅れでない限り、主導権を握るのは間違いなさそうだ。
記者予想
出世のきっかけとなった大会で再び栄冠をつかむ。予選トップ通過の大上は準優12R、先行された吉田を1周2マークで差し返して勝利。特別戦初Vを飾った2020年10月の第64回大会以来、自身2度目の特別戦制覇へ王手をかけた。中間整備が入って2節目の26号機は出足と回り足はパワフルなら、あとはインからスタートに集中して先マイ一気に頂点へ突き進む。
相手筆頭は地元エースの馬場だ。本人は納得していないが、直前に中間整備が入った32号機は十分に戦えるレベルになっている。狙いすました鋭角差しで3大会ぶり2度目のVをもくろむ。上位級のパワーを誇る田村も侮れない。センターから思い切った攻めで襲いかかる。4カドの吉田拡は展開を見極めて自在に。笠原と井口の外枠コンビも連争いはできる仕上がりだ。
出走表
枠 | 本命 | 穴目 | 選手名 | F数 L数 | 枠番別成績 | 全国成績 | 自場期別 | モーター | 機力 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均ST | 1着率 2着率 3着率 3連率 | 平均ST | 勝率 2連対率 3連対率 | 勝率 2連対率 3連対率 | No. | 2連対率 | ||||||
1 | ◎ | △ | 大上 卓人 広 島 | 1 0 | 0.15 | 70.8 0.0 0.0 79.2 | 0.15 | 6.27 41.5 | 7.45 50.0 74.1 | 026 | 26.7 | 9 |
2 | 〇 | 馬場 貴也 滋 賀 | 0 0 | 0.11 | 18.2 31.8 31.8 63.6 | 0.13 | 7.48 49.1 | 7.98 64.6 81.9 | 032 | 25.7 | 7 | |
3 | ◎ | 田村 隆信 徳 島 | 0 0 | 0.11 | 38.1 17.4 17.4 71.4 | 0.14 | 5.92 35.9 | 6.18 36.3 63.6 | 037 | 38.1 | 9 | |
4 | △ | 〇 | 吉田 拡郎 岡 山 | 0 0 | 0.11 | 4.5 22.7 22.7 45.5 | 0.12 | 7.54 59.2 | 6.89 38.8 55.5 | 057 | 39.2 | 8 |
5 | 笠原 亮 静 岡 | 1 0 | 0.15 | 25.0 18.8 18.8 81.2 | 0.17 | 6.37 43.5 | 7.20 50.0 75.0 | 048 | 40.3 | 8 | ||
6 | 井口 佳典 三 重 | 1 0 | 0.16 | 12.5 18.8 18.8 43.8 | 0.15 | 6.69 39.8 | 5.50 21.4 35.7 | 017 | 23.9 | 7 |
進入予想
123/456
買い目予想
【本線】
❶⇔❷ー❸❹、❶ー❸❹ー❷❸❹
【穴目】
優勝戦メンバーでは4号艇・吉田、5号艇・笠原以外の4人が中間整備でパワーアップを遂げたエンジン。中間整備が入って2節目の26号機を駆る1号艇の大上も動きは好レベルだが、9月の中間整備で一気にエース級に変貌した37号機の田村も今節はハイパワーが光る。センター自在攻勢でV争いを演じる場面は十分ありそうで、3連単❸⇔❹❺流し、❸ー❶❷流し
選手コメント
1 | 大上卓人 | 少し回り過ぎだったが足は悪くなかった。出足と回り足がよくて伸びも悪くない。スタートに集中して気持ちでいくだけ 当日 今日は調整してからもう乗りました。足は変わらずしっかりしている。まだ引き出せていない感じはあるけど、エンジンがいいから足負けするようなことはない。バランスが取れていて、特に回り足や出足がいい。あとは微調整でいきます。スタートは思ったほど届いていない。集中して気持ちでいく。しっかり逃げられるように頑張ります |
2 | 馬場貴也 | キャブレターを換えてよくなったけど、道中で回転がズレていた。中堅以上はあるかな。特徴はなくてバランス型です 当日 威張れるような足ではないですね。正直言って中間整備の威力はそこまでないけど、日ごとの整備で少しずつ上積みはできている。日によって出足に特徴が出るときがあったから、そこを意識して調整したい。ピット離れで失敗しない限り2コースから。地元の分スタートは安定しているけど、今日は風も吹いているからしっかり勘を修正したい。明日からSGですけど、燃え尽きて帰ります |
3 | 田村隆信 | 4日目から出足と回り足に特徴が出ていい感じ。伸びはいい人にはやられる。チャンスがあれば逃さないよう走りたい 当日 伸びを求めた調整をしたときもあったけど、そこまで伸びなかった。今は回り足を重視した調整で、回り足や行き足はいいと思う。体重をしっかりカバーしてくれている感じ。回ってからの足もいい。成績も伴っているし、いい足だと思います。スタートは常にコンマ10近辺を狙っているけど、今節はボチボチ。3コースはまくるかまくり差しか差しの3択。間違えないようにしたい。まだびわこは優勝がないから、初優勝を目指して頑張ります |
4 | 吉田拡郎 | 回り足はよかったけど、試運転は和田君や實森さんに分が悪かった。4枠なので直線で攻めていけるように調整したい 当日 準優は展開がすごくよかったけど、1等で帰ってこなければいけないレース。申し訳ないですね。序盤は伸びがいいかなと思っていたけど、今は大したことはないという感じ。4カドを狙っていくので伸びがつくように調整している。まだ乗っていないけど、伸びが来たならまくるレースがしたいですね。ただ今節はスタートが全然ダメ。優勝を目指して精いっぱい頑張ります |
5 | 笠原亮 | 予選から行き足から伸びは少し目立っていた。準優はターンのスピード感や押しもあって一番よかった。エンジンがいい 当日 準優はいい手応え。全体的によかったと思います。エンジンがいいからペラさえ合えばと思っていたけど、準優が一番合っていました。今日乗ってみたけど、昨日の方がよかった。ペラをしっかり合わせていきたい。スタートはいけている方。一生懸命走ります |
6 | 井口佳典 | 特徴はなくバランス型の足。伸びを求めても付かないし、展開を突けるようにしたい。勝負どころのスタートはいきます 当日 準優はしっかり合わせ切れて、いいレースができたと思う。バランスが取れているし、乗り心地を含め問題ない。特に調整するところはない。今日も合っていると思います。スタートは少し遅いけど勝負どころはいきたいですね |
元レーサーのここがポイント
大上卓人選手が1号艇となりました。勝てば4コースまくりVを決めた64回大会以来となる、自身2度目のGⅡ優勝です。
私は大上選手と同じ109期ということで、ボートレーサー養成所時代の思い出話を少しさせていただきます。大上選手は養成所のリーグ戦で勝率1位の優等生です。訓練では誰よりも早く水面に出て、そして誰よりも転覆してました。ボートレースを題材にした人気漫画「モンキーターン」の主人公・波多野憲二は訓練生時代、ターン技術の限界に挑戦し続け同期で一番の転覆王でした。109期の波多野はまさに大上選手です。ルーキー時代に一緒になると、大上選手は臆すことなくハンドルを入れるから舟の向きも良く、気合いが伝わるターンをしていました。私が同じハンドルを入れたら転覆です。
そんな大上選手の今シリーズは、出足、回り足を中心に好仕上がり。今節のスタートは平均がコンマ17で、発順は3.71とF1もあり攻め切れていない印象ですが、最後は大上選手らしい気合い満点のスタート、ターンで、逃げ切りとなるか注目です。
逆転候補は、やはり地元の馬場貴也選手。艇界屈指のウイリーターンで舳先をかけにいきます。仕上がりの良さそうな③田村隆信選手と④吉田拡郎選手のセンター勢も侮れません。準優6号艇で優出の⑤笠原亮選手、3着繰り上がりで優出の⑥井口佳典選手も流れは悪くないでしょう。
(本線)1-2-全 (狙い目)2-1=全
ゲスト予想コラム
どーも!
体調管理が難しい今日この頃。
アレルギーなのか鼻がむずむずする。
くしゃみをして鼻水が垂れる。
これは。
花粉症なのか。。。
いや
私は花粉症にはならないと信じている。
なので思い込んでいる。
これは花粉症ではない。
思い込みが大切なのだ!!!
舟券も思い込んでいきましょう!!
さぁ!優勝戦!
1号艇には大上選手!
安定した走りでポールポジションゲット!
ただ!
地元!馬場選手が隣に。
2号艇で登場!
最近は前みたいに2コース差しがなかなか決まらない馬場選手。
やはりイメージ的にみんな警戒してますから!
でもここは地元!
冷静に差しが決まるのか!?
私の注目!
3号艇の田村選手!
センターからのまくり!まくり差し!
両構えで狙いたい!
もちろん
馬場選手の頭を叩いてのまくり差しもなかなか厳しいとは思いますが。
そこは!
期待も込めて!
ただ6の井口選手はコースはそのままなのか!?
6号艇。
動きがあるとまた話は変わりそうですが。
進入は枠なり想定でいきたいですねー!
本線はもちろんインから大上選手!
1-2-3
1-2-5
1-3-4
1-3-5
狙いは!!
3-14-流
これで勝負!
秩父宮妃記念杯 最終日の注目レース
- 注目のレース2R
立間は準優10Rを3着。2015年2月のGⅠ中国地区選(児島)以来の特別戦優出は逃したが、強力な出足を存分にアピールした。鋭く展開を突いて首位争いへ。
- 注目のレース9R
スーパールーキー・石本は初日からの8走で3勝&2着1本。予選突破はならなかったものの、強豪相手に潜在能力の高さを見せつけている。枠不利でも軽視は禁物だろう。
展示タイム
スタート展示
枠 | 並び | ST |
1 | F.09 | |
2 | .03 | |
3 | F.02 | |
4 | .15 | |
5 | F.04 | |
6 | F.01 |
選手評価