※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
1Rからの向かい風が吹く中で行われたS特訓。1本目は枠なり3=3。イン藤原を含め、スロー艇は楽なペースからスリットへ向かう。6号艇の佐藤だけが後手に回る形となり、それ以外の5艇はコンマ10台でほぼ横一線。その中では丸野がコンマ10近辺のトップSだったが、伸び切るほどの気配ではない。そのまま藤原の先マイが濃厚な情勢だ。
2本目も同じく枠なり3=3で、1本目と同様に緩やかな進入ペースとなった。峰が艇団をリードするものの、1艇身ほどの大幅なF。残る5艇はゼロ台の踏み込みとなったが、インの藤原に対して伸びる艇は見られなかった。優勝戦も向かい風のコンディションのままなら、いずれにせよ藤原がインから主導権を握る展開になりそうだ
記者予想動画
記者予想
最後まで主役の座は渡さず快挙達成だ。予選を首位通過の藤原が準優12Rを力強く逃げ切って1着。初日から無傷の7連勝でファイナルの1号艇に構える。手にするのはエース候補最右翼と称される20号機。その底力を完全に引き出し、どの足もそろった節イチ級の気配に本人も自信の表情を見せる。ここも他艇を寄せ付けずに快速攻を繰り出すのみ。8連勝パーフェクトで特別戦初制覇を飾る。
相手筆頭は宮之原だ。こちらも好素性の一角11号機は出足、回り足がパワフル。狙い澄ました差しハンドルで同じく特別タイトル初Vを狙う。さすがの存在感を示す峰もスピード満点のターンでV争いを演じるか。廣瀬は中間整備で急変した57号機のパワーを発揮して。地元タイトルへ燃える丸野、さらに佐藤も虎視眈々と台頭をもくろむ
出走表
買い目
元レーサーのここがポイント
優勝戦の注目は何といっても藤原選手でしょう。最初は伸び型かと思っていたけど、だんだんとバランスが取れてきた。好エンジン・20号機のパワーを存分に発揮していますね。予選ラスト、準優、そして優勝戦と1号艇が続いているのも大きい。今日は気温はが上がりそうだけど、それよりも湿気がなくなる方が起こしの部分にはプラスに働くはず。Sの不安がなくなりますからね。いろいろ考えるとは思うけど、最後はSに集中できるか本当に自分との戦い。全速でコンマ10が決まれば大丈夫でしょう。
ただ、2号艇の宮之原選手、3号艇の廣瀬選手もエンジンは出ている。特に廣瀬選手の57号機は中間整備で化けているね。とにかく引き波を越えるときの足がすごくいい。こんなチャンスはめったにないし、Sも行くでしょう。もしも藤原選手がプレッシャーを感じて1マークを握って回らざるを得ないような形になれば、まくり差しのチャンスが出てきます。
峰選手は内3人ほど出ているわけではないですね。勝つためには自分がゼロ台のSを決めるのは大前提で、スローが後手に回るようなスリットにならない限りは厳しいんじゃないかな。丸野選手、佐藤選手の外枠2人も誰かが攻めないと展開はないでしょう。
僕は岡山の平賀圭君(引退)と仲がよくて、その平賀君がかわいがっていたのが藤原選手。その縁もあって、藤原選手とはデビューした当時から仲がよかったんですよ。だから、個人的には藤原選手に優勝してほしい。GⅡでの完全Vの偉業を見届けたいですね。
ゲスト予想コラム
メチャクチャ面白いレースになりそうですが、頭を悩ませる要素が山程ある優勝戦になりましたな。
どーも!
選手コメント