安定板付き再特訓

１０Ｒ前のＳ特訓時は緩い向かい風だったが、１１Ｒの直前に強めの追い風に急変。優勝戦は安定板が使用されることになり、安定板を装着した状態で再びＳ特訓が行われた。
ともに濱野谷は参加せず、１本目は１２６／３４の隊形。松井、中村、定松の３人がＦながら、やはりスリット後の伸びは定松が一枚上に映る。２本目は石渡がスローに入って１２４６／３。松井、池田、石渡が上々の加速感を示しながらスリットを通過したが、定松だけがＳで後手に回る形となった。定松がカド狙いなのは明白となったが、伸び型セッティング＆追い風という難易度の高い状況でＳが決まるかどうかがカギになりそうだ。

６号艇・中村のコース取りが注目されたＳ特訓１本目は、回り込む中村を見ながら松井、池田がイン、２コースに進入。定松は他艇の動向を探るように初手からアウト回りだったが、石渡も最後にダッシュを選択へ。結果的に１２６５／３４の４＝２の進入隊形となった。ともに１００㍍辺りの起こし位置となったインの松井（タッチＳ近辺）、３コースの中村（コンマ１０近辺）に対し、助走距離を取った池田（タッチＳ近辺）がこの両者を交わす勢いでスリットを通過したが、さらに伸びたのが定松だ。ただ一人Ｆを切ったものの、ゼロ台Ｓでもスロー４艇を叩くには十分の勢いに映った。
２本目は石渡が２コースに入り、内から１４６／２３５の３＝３。松井はインからコンマ２０辺りと少々後手に回り、石渡と中村の両者がコンマ０５前後の好Ｓを決める。カド発進の池田はコンマ０９辺りで濱野谷はともにＦながら、やはりスリット後の伸びが光ったのが定松だった。Ｓ特訓では公表されないだけに取り付けは不明だが、伸び型のセッティングも十分に考えられる。待機行動の動きを見てもダッシュ選択が濃厚。濱野谷は〝隠れＦ２〟でおそらく大外回りだけに、１２６／３４５、１２４６／３５あたりの並びになりそう。いずれにせよ、定松のカド一撃が現時点での狙い目だ