※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
10Rのスタート、周回展示終了後、優勝戦12Rに出場する6選手によるスタート特訓が2本、行われた。天候は晴れ。風速は1~2メートルで、波高も2センチほどという穏やかな水面コンディション。進入争いに大きな動きはなく、2本とも枠なり3対3の隊形。1本目は1号艇・羽野と6号艇・宮本が軽快な行き足を披露した。2号艇・北山、4号艇・安東、5号艇・大久保は大差ないといった感じだが、3号艇・坂元だけスリットでへこんでしまい、本番では修正が必要となる。2本目で起こしからスリットまでの気配がよかったのは羽野と安東。宮本は1本目ほどの勢いではなかったが、及第点はクリアしている。北山と大久保は〝可もなく不可もなく〟といった気配で、坂元は2本目もスリット隊形で劣勢だった。本来はスタート巧者で知られるだけに、早急に対応したいところだろう。2本の特訓を終えて総合評価トップは、やはりSGウイナーの羽野。2本ともしっかりと踏み込んで他艇を圧倒する構えを見せており、気合も十分だ。前日の機力評価ナンバーワンに挙げた宮本も1本目では余裕を見せたように、仕上がりは変わっていない様子。羽野と同じ地元・福岡支部の安東も、当日になって気配アップしているだけに、見直しが必要だ。坂元は本番直前のスタート展示をしっかりとチェックしておきたい。
記者予想動画
記者予想
7月の児島オーシャンカップでSG覇者となった羽野が、予選トップから準優12Rも押し切ってファイナルの絶好枠を守り抜いた。相棒の48号は長くエース級と呼ばれているメーカー機で、行き足から伸びにかけてと、道中での実戦足が強力。通算22Vながら意外にも地元水面の一つであるこの福岡では優勝歴がなく、そのぶんモチベーションは高い。トライアル1stから参戦する住之江グランプリ(19日開幕)へ弾みを付けるためにも、ここは何としても勝ち切ってみせる。同11Rを逃げた北山も3勝、オール3連対の航跡が示す通り出足や回り足はパワフル。当地は2連続V中と水面実績も申し分なく、羽野の隙を突いて浮上を狙う。ここ一番のスタート力がある坂元や、伸びが節イチに仕上がっている宮本は6号艇でも侮れない存在。
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
どーも!
元レーサーのここがポイント
優勝戦の1号艇は羽野直也選手です。羽野選手はオーシャンCでSG初優勝を果たした現役最年少のSG覇者ですが、地元の福岡県にある3レース場で唯一優勝していないのが福岡です。当地ではGⅠ3優出を含む7優出していますが、意外にも優勝戦1号艇は今回が初。今シリーズのインは3戦3勝で、当地イン戦12連勝中です。行き足から伸びが良さそうで、多少のスタート遅れでも伸び返す仕上がりでしょう。次節はグランプリが控えています。福岡3場制覇を達成して、年末の大舞台に弾みを付けたいところではないでしょうか。何か波乱の目を探すなら、やはり福岡の〝うねり〟です。優勝戦は満潮時刻に近く、1Mはうねることも想定されます。羽野選手のターンミスがあるなら差しの2コース、うねりで様子見のターンになるなら思い切って握れる3コース、それとも…。悩ましいですが、ここは2号艇の北山康介選手を狙ってみます。北山選手のデビュー初優勝は2017年江戸川で、私も参戦しておりましたが、荒れ水面を臆すことなく乗りこなす印象が強く残っています。今シリーズは惜しくも予選2位ですが、当地は2節連続優勝中の福岡巧者です。前回8月戦は2コース差しでV。ターン回りから出足にかけて良さそうで、福岡3連覇をかけた思い切ったターンを狙ってみてはいかがでしょうか。
(本線)1-2-全
(狙い目)2-1=全
選手コメント