※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
優勝戦メンバーによるスタート特訓が9R後に2本行われた。心配された天気は今のところ崩れる様子もなく、風もほぼ吹いておらず水面は穏やかだ。
進入隊形は1、2本目とも3対3の枠なり。1本目は、行き足いい2号艇の白井と3号艇の浜先のスリット気配がよかった。インの山口は、やや遅れ気味。4号艇・大上をはじめとするダッシュ勢に勢いはあまり感じられず、伸びていく雰囲気もなかった。
2本目も白井のスリット気配は抜群。山口は今度はきっちり合わせてきて、内の2人がよく映った。ここでもダッシュ勢の勢いは感じられず。特に気になったのが船岡で、2本ともスタートが届いておらず、蒸し暑さがある最終日の気象条件に調整を合わせられているのかどうか、疑問符が付いた。
記者予想動画
記者予想
地元広島支部のエースが悲願を成就する。予選トップ通過の山口が昨準優12Rを力強く逃げ切り、優勝戦1号艇を手にした。3日目後半から準優まで3連勝したように、77号機は日ごとに勢いを増してきている。まだ部分部分で上はいるが、優勝戦メンバーと比べても遜色はない。フライング1本持ちだが、予選6走でゼロ台スタートを5本決めたように地元GⅠ初制覇へ気合は満点だ。最後も先マイ一気の〝独り旅〟で2009年2月の第52回大会(徳山)以来15年ぶり2度目の中国№1へ返り咲く。
相手は山口支部の大看板・白井が筆頭だ。行き足から伸びは上位級だけに、思い切ったスタートが決まるようなら好勝負は必至。準優10Rで茅原のイン戦をまくりで撃破した浜先の果敢攻めも侮れない。あとは船岡の食い込みを押さえる
出走表
買い目予想
元レーサーのここがポイント
1号艇の山口選手は、節間通してスタートも決まっているし、仕上がり、リズム等を見ていても、僕的には負けることはないとは思いますね。
2号艇の白井選手は、仕上がりは必要な部分はきている感じはするけど、山口選手の失敗待ちになるのかな。直前の鳴門(優勝戦1号艇)でフライングを切ったことが、選手は引きずる部分は出てきますからね。まぎれがあるとするなら、Sを少し躊躇するというか凹んだりは起きかねないと思う。
そうなってくると、3号艇の浜先選手の攻めが怖くなります。F1本持ちだけど、こんなチャンスは、そうそうあるもんでもないし、準優もコンマ01いっていますけど、ここも際、際いってって。今のボートはどうしても自力で優勝するには内側の3艇までになりますからね。
4号艇の大上選手もSは早いですから、自分のSいって内側にプレッシャーをかけたいところです。外枠の2人はやることは一つですよね。5号艇の船岡選手は、浜先選手でもいいし、大上選手でも仕掛けていってくれるとチャンスはあると思う。節間やってきて、自らまくれる足には、もうならないと思うので、展開を突くように、しっかり回れるように仕上げてくると思う。逆に6号艇の竹田選手はやることは一つで、Sをしっかりいくこと。大外はSいかないと、遅れたらレースに参加できませんから。その上で展開突く形になりますね。いずれにせよ、1号艇の山口選手の優位は揺るがない気がしますよ。
選手コメント