※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
9Rを終えた時点での風は、バック側からの左横風が2メートル。5日目ほど水面は荒れていないものの、1マーク付近には特有のうねりが入ってきている水面コンディションだ。
そんな中で2本行われたS特訓は、ともに枠なり3=3の進入隊形。1本目はインの西橋に対して小野、寺田がスリットまではやや優勢かと思われたが、スリット後は西橋が伸び返して先マイ想定。ダッシュ勢では5コースの魚谷が後手に回った隊形の影響があったかもしれないが、大外の渡辺が少し伸び加減に映った。ちなみに1本目は小野、寺田、渡辺の3人がF。Fのいなかった2本目は、インからきっちりSを決めた西橋がやはりスリットまでに伸び加減。寺田、竹井のセンター勢も軽快な足色を見せた。ただ、小野、魚谷、渡辺も動きに大きく差があるほどではない。
いずれにせよ、西橋がSでよほど遅れない限りは先マイを果たすとみたほうがよさそうだ。
記者予想動画
記者予想
抜群の勢いのままVをつかみ取る。西橋は準優11Rをインから逃げ切り、2日目後半から破竹の7連勝。予選首位の竹井が12Rで2着に敗れ、ファイナルの1号艇が巡ってきた。その成績が示すように、パワフルな出足を中心に仕上がりは上位クラス。それ以上に、多くの選手が苦戦するうねりも関係なしのレースぶりがとにかく素晴らしい。最後も迫力満点のターンで2月のからつVS以来、4回目のVへ突き進む。
地元にゆかりのある面々がライバルだが、その筆頭は小野。歴代女王のスピード戦を駆使して逆転Vを目指す。スリット近辺は軽快な寺田は元福岡支部。波にも負けない果敢な攻めは要警戒だろう。小野と同じく産休の影響でB2級の竹井だが、パワーはトップ級だけに侮れない。魚谷、渡辺も展開ひとつで台頭する。
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ゲスト予想コラム
どーも。黄砂がすごいですね。
黄砂と聞くと、工藤静香さんの黄砂に吹かれてが頭から離れない永島です。私の舟券は黄砂に吹かれないように・・・、頑張りたい!
元レーサーのここがポイント
福岡の特徴といえばやっぱり特有のうねりでしょう。回転を上げすぎるとペラが空回りするし、足りていなくてもレースができなくなる。その代わり、ちょうど調整を合わせることができれば、とてつもなくエンジンが出るイメージがありますね。その点でいえば、西橋さんはうまく回転を上げながら、ペラがしっかりと水をつかんでいるように見えます。回り足がいいからうねりも関係なく回れるし、回ってからのつながりもすごくよさそう。ちょっとでもズレるとキャビってしまうけど、ターンでは全然そんなことはないですからね。ただ、僕が一番出ていると思うのが竹井さんです。カドから自分で攻める展開になるのはもちろんあるでしょう。それに、左隣の寺田さんも勝つためにはツケマイで西橋さんを沈めるしかない。うねりの中ではまくり差しはなかなか入れないですからね。いずれにしても、展開面のチャンスも竹井さんが一番じゃないかな。他では、魚谷さんは破壊力のある選手。5コースならちょうどいい気がします。西橋さんの足なら簡単にまくられることはないと思うけど、福岡の水面はインが右にハンドルを切ってくるから、2コースが差しづらいレイアウト。2コースの選手はついつい握ってしまうようなレース展開になることが多いんですよ。西橋さんが少しでもスタートで後手に回るようなことがあれば、小野さんも2コースはうまい方の選手だから要注意ですね。
選手コメント