トライアル１回戦１２Ｒの中でエンジンの素性がいいのが、田口さんの１０号機と寺田さんの６２号機。３日目朝の１２Ｒ組による特訓では高田さんは不参加だったんですけど、やはり田口さんと寺田さんの気配がよかったですね。少しのぞく感じがありました。遠藤さんの２４号機はクイーンズクライマックス出場の１２基の中では下の方なんですよね。特訓でも出きられるまでではないけど、劣勢でした。でもボート「３３」はいいですよ。大会を通じてボート頼みになるかもしれません。このレースは、とにかくインからスタートを決めて先マイあるのみでしょうね。田口さんは角度いい差しを入れて２マーク先取りを目指したいところ。平山さんは〝並〟。スタートの感じも普通でした。でも出足やターン回りはよさそう。乗りやすさそうに試運転をしていました。高田さんがスタートを遅れて、攻めて行ける展開なら楽しみです。
そして、このレースの鍵を握ると言っていいのが、その高田さんでしょう。朝の特訓には姿を見せなかったので、現状の比較はできないですけど、２日目の特訓では寺田さんよりも分がよかっただけに期待できそう。ファンの皆さんは展示に注目していただきたいですね。高田さんをマークできる位置にいるのが、寺田さん。気配もいいだけにチャンスはありそうですね。
最後に高田さんと同じく初出場の堀之内さんはいきなりの試練ですね。２５号機は１２基の中で一番よくないエンジン。以前お話ししたように、時間をかけずに何回も交換できるキャリアボデーを含め、大きな部品を替えた方がいいと思います。