※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
記者予想動画
スタート分析
準優勝戦が行われた5日目(第6R以降)に続き、最終日も強風(ホーム向かい風3~6メートル)のため、第1Rから安定板が装着されていたが、風が弱まったことで、第8R開始前に、第11Rから安定板が外れることが発表された。
小雨が降る中で12R・優勝戦に出場する6人によるスタート特訓は、まず8R終了後に1回目が行われた。枠なり3対3の進入隊形からスロー3人は起こしでもたつくことはなく、スリット手前はやや田中の気配がよかったが、大差はなし。ダッシュ勢はスロー勢をのみ込めるほどの勢いは見られなかった。
スタート特訓は9R終了後にも行われ、1、2本目は枠なり3対3。特に1本目はイン石野の行き足が抜群だった。田中もついていく感じはあったが、岡村はやや置かれ気味。ダッシュ勢は渡部と上條暢は悪くなかったが、丸岡はやや見劣った。2本目は石野、田中、岡村は、ほぼ互角のスリット気配。ダッシュ勢は外枠両者に勢いがみられた。3本目は石野と田中が1、2コース、ダッシュ勢は渡部だけ参加したが、ここでは渡部の気配がよかった。
前日の気配から田中の上積みが見られただけに、2コースからのツケマイは注意しておきたい。
記者予想
最強軍団のエースは負けない! 予選トップ通過の石野が準優11Rを逃げ、ファイナル1号艇を手にした。その準優は安定板が装着されていたが、お構いなしに三拍子そろった文句なしの仕上がりだったとあれば、あとはスタートを含めた己との戦い。昨年11月のSGチャレンジカップ(鳴門)初日から24連勝中のインから力強く逃げて、昨年8月の摂河泉以来12回目のオール大阪Vを決める。
相手は王将戦からのオール大阪連続Vを狙う岡村の自在攻めを筆頭視するが、田中と上條も差はない
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
どーも。
元レーサーのここがポイント
きのうの準優11Rの予想で、僕は「石野君は1Mで差されても突き放す」と話しましたが、まさにその通りの結果になりました。石野君は4日目あたりからピンポイントの調整がハマって、頭ひとつ、いや頭ひとつ半ほど抜けた仕上がりになっていますね。
(田中)シンは4日目後半の舟の向きが甘かった。その分コメントも辛口になったみたいですけど、準優ではその辺りはよくなっていたように見えました。僕の弟子は2人が優出しましたが、岡村は回転を上げる調整が合ったのか、安定板が付いた準優は間違いなくよかった。もう1人の(上條)暢嵩も最初の整備が明らかに効いてきたと思う。日に日によくなっている印象です。丸岡君は伸びはそこまでではないけど、回り足が一気によくなっている。優勝戦もこのままで行くんじゃないかな。今節の活躍が光った渡部君は最初はよかったけど、足落ちというよりも2、3日目になると周りがみんなエンジンを出してくる。これがオール大阪なんですよ。
さあ優勝戦ですが、岡村にとっては〝まくり差し一択〟。さらにいえば、勝つためにはハンドルを切る場所が一カ所のみなんです。ただ石野君やシンもそれは百も承知。1マークはこの3人の攻防、駆け引きに集約されるでしょう。岡村はとにかくスタートで先手を取って、自分を意識させる形に持ち込めたら勝機が出てくる。ダッシュ勢は展開待ちになりそうだけど、岡村がまくり差しに入れず、外マイにいくようならチャンスは出てきます。だけど、いずれにせよ石野君の優位性は揺らがないと思いますよ。
選手コメント