※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
第10R発売中にトライアル2nd1回戦12Rに出場する6選手のスタート練習が行われた。
1、2本目は枠なり3対3の進入。これが今節の初陣となるスロー枠の3選手と、実戦を経ているダッシュ枠の3選手とあって、1本目はダッシュトリオがややリード。中でも5号艇・浜野谷のスリット気配が目立った。
2本目も本番さながらのオーソドックスな進入隊形となったが、今度はインの峰と2コース・石野のスリット足がよかった。ダッシュ3人では、ここも5コースの浜野谷が優勢で、2本とも4カドだった桐生は微妙な動きに映った。
3本目は1435/26の隊形。スローの4人がやや起こし位置が深かったこともあるが、やはり練習期間中から伸びていた石野のスリットからの伸びが抜群だった。スロー勢ではインの峰がよかったが、石野を止められそうな雰囲気はなかった。
記者予想
選出1位で2年ぶりにグランプリへ返り咲いた峰を信頼する。2nd組6人では決して抜けた前評判ではなかった79号機だが、そこは屈指のペラ巧者。軽快な出足を中心にスロー向きの足にきっちりと仕上げてきた。本領のイン速攻で白星発進を決める。ただ、Wエース88号機を手に伸び強力な地元エース・石野が難敵だ。2コースから剛柔自在に峰を脅かす。1stから勝ち上がった桐生も足はよく、カド攻勢で一角崩しを狙う。出足は上々の磯部がセンターから粘り込む場面にも注
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
どーも!
2日目こちらのコラム残念…
元レーサーのここがポイント
ピット離れで優劣がなければ、進入は枠なりでしょう。峰選手の79号機はTR2nd組では一番実績がないエンジンだったのですが、前検で見たときから「出ているなぁ」と感じました。さすが峰選手ですね。石野選手は抽選で意中の88号機を引き当てました。僕もこのエンジンがナンバーワンだと思っています。伸びを求めれば伸びが来て、出足を求めたら出足が来る。仕上がれば〝化け物級〟の足になると思います。試運転の気配もよくて、ゾーンに入っていると思います。磯部選手の16号機はレースで威力を発揮するエンジン。伸びはそこまで目立たないですが、スタートの起こしや手前の足がいい。磯部選手は多少、伸びの甘さに目をつぶってでも、このままいくほうがいいと思います。
住之江の12Rはきれいなベタ水面になることが多くて、ボートがすごく〝かかる(水をとらえる)〟。峰選手がスタートで遅れるとは考えられませんし、やはりこの逃げが有力だとは思います。石野選手はまくり切ることはできないとみていますが、スタートでハナを切って峰選手のミスを誘うことができれば、差し切れる足はあります。気温が下がると異次元のようにスタートが早くなる住之江で、どこまで腹をくくっていけるか、注目です。石野選手は大敗したくないでしょうけど『全部勝ちたい』と思うタイプ。差しに回ると〝ピンロク(1着か6着か)〟の可能性はあります。磯部選手は、峰選手がターンミスしない限り、まくり差しは難しい。石野選手を引き波にはめつつ、峰選手の外をなめるように外マイに出るとみています。
エンジン的にはやはり2nd組に分があると思ってまずこの3者を取り上げましたが、1stから勝ち上がった桐生選手も(エンジンが)出ています。1st組では、伸びだけなら中島選手もいいのですが、トータルでは桐生選手が一番出ていると思います。特にレバーを当てたときの反応が抜群によくて、桐生選手好みの仕上がり。磯部選手が攻めるような展開になれば、突き抜けてしまう可能性すらあります。浜野谷選手の69号機は正直、あまりよくないエンジンとみていたのですが、前検からすごくいい感じでした。前節の最後が転覆(吉武真也)で、その転覆整備によるギアケース交換が間違いなく当たっています。中間速がよくて、グリップ感もしっかりしているので、まくり差しで一発狙ってくるでしょう。
片岡選手はこの中では見劣りますが、85号機はレースにいくといいエンジン。くるくると小回りできて、片岡選手に合っています。とはいえ枠なりでスタートがそろえば、最内を差してバックでどこまで届くか…という感じになるでしょう。
選手コメント