※レースの成績や出走表などについては、急な変更や発売中止などもありますので、念のため主催者発行のものと照合してください。
スタート分析
5日目と同じく晴天に恵まれた。気温はわずかに下降しているものの、天候的には大幅に変わらない。波高5センチ、風速は向かい風3メートルで行われた優勝戦12Rのスタート練習は、枠なり3対3の進入となった。
やはり1号艇の長田は起こしてからの加速感が軽快だった。長田以上に気配が良かったのは3号艇の山口。スリット付近と1マークまで伸びる雰囲気があった
記者予想動画
記者予想
予選1位の長田が準優12Rもインから逃げて快勝。3日目から4連勝と勢い最高潮で絶好枠を獲得した。高勝率39号機のパワーを引き出して、足は全体的に上位級の仕上がりだ。昨年は同じ93期の馬場貴也が10月のとこなめダービー制覇、年間獲得賞金2位とビッグレースで存在感を示した。「あの走りを見て今年はグランプリ出場を目標にしている」と仲のいい同期に刺激を受けてモチベーションは高い。準優同様に気迫あふれる速攻逃げを決めて、2018年1月の平和島63周年記念以来5年ぶり2度目のGⅠ制覇を飾る。俊敏ターンがさえる前田が差して逆転を狙う。機力充実の山口、伸びがいい石渡の強気な攻めに要注意。
出走表
買い目
ゲスト予想コラム
「どうせお前はいっつもハズれてるんだから」とよく言われるが、それはあくまでもイメージのお話。そんな私でも実際のところ、年間の的中率で見れば25〜30%近くあったりする。決して高くはない数字だが、1日平均で4本程度の的中があると考えればまずまずとは言えるだろう。「いっつもハズれてる」は、やはり単なるイメージなのだと思う。
江戸川大賞の優勝戦は、まさにそのイメージで買いたくなる選手が外に固まったのではないだろうか。江戸川鉄兵の異名を取るカドの石渡、そして黄色のイメージバッチリの平本、更には連には絡むイメージが強い緑の磯部。G1、しかも優勝戦ともなれば普段江戸川になど見向きもしないボートレースファンも沢山舟券を買う事だろうから、イメージに釣られてこの辺りの舟券が人気するのではないだろうか。
これは逆にチャンスと言わざるを得ない。なぜならここは江戸川だから。普段舟券に絡むイメージの強い選手達が、予選道中でもまさかの展開を幾度となく繰り広げてきたではないか。インが逃げるはいいとしても、カドの石渡が絡むイメージ、そこから展開が向けば必ずや絡んで来るであろう平本、磯部が軒並み活躍しなかったとしたら…。もちろん、風や潮目によっても狙い目は全く変わるだろうが、私はこんな江戸川だからこそ山口達也を狙いたいと思っているのである。
ここで初めて山口達也の名前を出して気づいてしまった。山口の3コースはおろか、前田将太の2コースにだってイメージはしっかりあるではないかと。
結果、インの長田とカドの鉄兵がしっかり絡んで❶-❷❸=❹。GⅠ優勝戦ともなると、舟券に絡んでくるイメージが無い選手なんていないという事に気づきましたので、今回の予想は大失敗です。
どーも!ボートレース江戸川の優勝戦をしっかりやりましょう!
元レーサーのここがポイント
1号艇の長田くんは3日目から4連勝中と絶好調。39号機は11月に荒井輝年くんが完全優勝しています。レースを見せてもらったけれど、本当にいい足をしていますよね。スタートさえしくじらなければ、ほぼ勝てると思います。地元ですから気持ちも入っているでしょう。準優のスタートを見ればそれはわかります。
4号艇には江戸川巧者の(石渡)鉄兵がいます。彼も江戸川には人一倍の思い入れがあります。そういった意味でも一番怖いのは怖いですね。江戸川では、水面に対する読みがすごい。前後半で潮目が変わることがあるんですが、彼はスタート勘やハンドルを切るタイミングも含めてきっちり調整できるんですね。相手の仕上がりも見て、どう走ったらいいのかという判断も素晴らしい。でも、長田君の足は抜けていますから、自力でいくのは厳しいと思います。
面白いのは3号艇の山口選手。なんといっても思い切りがいい。長田君が〝勝った〟と思って落としたときにくる可能性があります。鉄兵としても、山口君に攻めてもらって間隙を突くのが理想的な展開じゃないかな。彼は結構、江戸川でそういうレースをしていましたからね。
また2、3コースがへこんだときに、鉄兵がまくって出るケースも考えられます。その場合は差したのでは届かないと思うので、行き切るとは思います。そういった意味でも山口君のスタートがカギを握ると思います。
選手コメント